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カット野菜業者大手のデリカフーズ、新規顧客の獲得などで売上げ増

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外食・中食産業向けに生鮮野菜やカット野菜を卸す「業務用の八百屋」で国内最大手のデリカフーズ株式会社は、2014年2月10日に第3四半期累計(2013年4-12月)決算を発表しました。

連結業績は、売上高が前年同期比8.5%増の198.56億円、営業利益が同26.8%減の3.69億円、四半期純利益が同30.3%減の2.06億円。

売上高の通期計画に対する進捗率は79.4%と順調で、消費者の「健康志向」の上昇などを背景に付加価値の高いメニューの提案や食品安全の確保に力を入れてきました。

東京第2FSセンターの竣工も売上高の増加要因になっています。

同センターでは、冷凍、冷蔵、低温の状態で生鮮食品などを流通させる「スーパーコールドチェーン体制」という国内でも先進的な取り組みとなる低温流通形態の導入など、新規顧客の獲得と既存取引の掘り下げが計画以上に進展しました。

一方で昨年9月以降の台風被害や11月中旬以降の急激な気温低下により、野菜の調達価格
が高騰。東京第二FSセンター開設による立ち上げ費用の発生や、急激な売上げ増加による一時的な人件費増加などが響いて利益を圧迫しました。

その為、営業利益の通期計画に対する進捗率は57.6%に留まっています。

通期では昨年5月に発表した計画を据え置き。
売上高が前期比3.2%増の250.00億円、営業利益が同5.3%減の6.41億円、当期純利益が同17.3%減の3.40億円を見込んでいます。

デリカフーズ株式会社の販売先構成比は、ファミリーレストランやファストフード、居酒屋などの外食産業向けが8割、食品メーカー問屋や弁当惣菜などの中食産業向けが残り2割を占めています。

2012年2月24日には、デリカフーズ株式会社のグループ会社「東京デリカフーズ」の東京FSセンター(カット野菜)でISO22000認証を取得。

原料調達からカット野菜の製造、出荷、物流までの全部門で「食品安全マネジメントシステム」を構築しました。

東京デリカフーズでは、以前から厚生労働省の食品衛生法や「食品等事業者が実施すべき管理運営基準に関する指針(ガイドライン)」、HACCPの考え方などを基準とした品質方針を定めて、食品の品質管理水準の推進をしています。

新たにISO22000認証を取得したことで、従来の品質管理水準に加え、さらなる安全な食品の提供が行なわれています。


マイナビニュース:デリカフーズ—新規顧客の獲得と既存取引の深耕で3Qは売り上げ増を確保(外部リンク)
デリカフーズ株式会社:第11期 第3四半期報告書[PDF] (PDFファイル)
東京デリカフーズ株式会社、東京FSセンター(カット野菜)でISO22000認証取得(外部リンク)