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カゴメがカット野菜に参入。機能性野菜で差別化を図る

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カゴメがカット野菜に参入

【2014年8月18日】

飲料食品メーカーのカゴメが年々需要を増すカット野菜に参入します。

野菜専業大手など3社で合同出資会社を設立。新工場を建設して、栄養価を高めた「機能性野菜」を、来年2015年1月から首都圏の食品スーパーで販売予定です。

取り扱うカット野菜は甘草、発芽大豆、低カリウムレタスなど「機能性野菜」が売り。通常の野菜よりも栄養価が高いので、野菜不足によるビタミン不足の解消にも繋がります。

カット野菜で使用する野菜は、仲卸の他にも、カゴメが出資する農業ベンチャーやトマト生産の契約農家のネットワークを活かして調達されます。

ブランド名は「サラダバンク」で、1パック60g前後入りで248円。他社のカット野菜よりも10~20%高い値段で販売します。美容に関心を持つ女性や、健康志向が高い高齢者がターゲット層になっています。

新会社は コンビニ向けカップサラダで急成長を遂げたマルアキフーズと青果の仲卸大手と12日に設立しました。約9億円を投資して横浜に工場を新設。集荷から洗浄、パック詰めまで一貫して作業できる工場としては、関東地区で最大規模(延べ床面積は約5000平方メートル)になります。

サラダ用カット野菜の市場規模は、14年中に1,000億円を超える見通しになっています。
キユーピーも子会社のサラダクラブで、新工場を稼働させるなどカット野菜の増産体制に取り組んでいます。

今後も食品メーカーの参入による、商品ラインナップが増えていきそうですね。

【用語解説】
機能性野菜……野菜に含まれる栄養素の含有量を高めたり、本来はない栄養素を加えた野菜のこと。

カゴメ、カット野菜でシニア開拓 専業大手など3社で新会社 – 日本経済新聞